生きていると色んな問題や悩みが降って沸いてきます。
真剣に悩んだ末、誰かに相談してみようと考えるでしょう。


もし、お釈迦さまに人生の悩みを相談したら


相談をすること自体は良いと思います。
しかし、最終的な決断は自分自身で行うことが前提です。
当然ですが、自分の人生の責任は自分しか負えないのです。

自分で決断する為の手助けをするということで
相談相手を4種類に分けてみました。

1.答えを教えてくれる人

前述したように、「自分で決断」するわけですから、答えを鵜呑みにしてはいけません。
また自分が悩んだ時に、答えを求めてしまうようになりますし、
決断してもらっては、その人に依存してしまう恐れがあります。
悪意があれば、マインドコントロールされる恐れもあります。

また、別の相談相手を探しては、「答え」を求めるようになる恐れもあります。
「答え」の聖杯探しが始まってしまいます。

ただ、自分で決断することを強く意識しているのであれば、相談相手としては
いいかと思います。
なぜそういった答えなのかを考えれるし、それで自分の考えを深められます。


2.頷いて聞いてくれる人

特にアドバイスをしてくるわけでもなく、ただ、「うんうん」と聞いてくれる人。
これでは相談になっていないと思うかもしれませんが
人は話すことで頭の中が整理されます。思考が整理されて新たな気付きがあるかも
しれません。一筋の光が見えてくることもあるでしょう。


3.考えを教えてくれる人

色んな経験を積んでいる人や、似たような経験がある人。
こういう人に相談する上で重要なのは、決断した過程を知ること。
どのような境遇で、どのように考えて決断したのか。
この過程を知ることで、考えが深まってくるでしょう。


4.自分の中の他人
「あの人なら、どう決断するだろうか?」と
自分の中で尊敬する人などを思い浮かべる自分との対話方法です。

この時、価値観の違う複数の人を用意すると良いでしょう。
多面的に悩みをみれるし、違う考えの組み合わせにより
新たな考えが生み出せるかもしれません。

いずれの人に相談するにしても、相談する目的は決断するための
考えを深めたり、広げたりするということです。

また、自分が相談される側に立った時には、こういったことを意識してあげて
相談に乗ってあげたら良いでしょう。


相談しがいのある人になる 1時間で相手を勇気づける方法 (こころライブラリー)